「歯医者にあと何回通えばいいかわからない」という患者さんの声は少なくありません。終わりの分からない治療は不安に感じますよね。そこで大切なのが「治療計画」です。この記事では治療計画の内容と大切な理由についてまとめました。歯科治療を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
歯科の治療計画で知ることができる3つのこと
歯科の治療計画とは「どのような流れで治療していくか」というプランのことです。患者から診察をとおしてヒアリングを行い、最適な治療方法を医師が提案します。治療計画を立てることによって知ることができるポイントは以下の3つ。
・治療の流れ
・治療に必要なおおよその期間
・アフターケア方法
治療計画を立てることで、具体的な治療の流れを知ることができます。どのような治療をどのような順番で行うのかが分かるのです。治療にはどれほどの期間がかかり、何回程度通えばいいのか教えてくれる医師もいるでしょう。治療が完了した時点で終わりではなく、治療後のアフターケアまで考えてくれる歯科も多いです。
歯科で治療計画が大切な最大の理由
歯科で治療計画が大切な理由は「患者が安心し治療にのぞむことができるから」です。やはり終わりの見えない歯科治療は、患者にとっても大きな負担になります。具体的な治療手順がわかるほうが、安心して歯医者に通うことができますよね。「今日の治療は何をするか」がはっきりとするため、目的をもって通院することが可能です。また、医師と治療の進捗状況を一緒に確認できるのも治療計画を立てるメリット。自分の歯の治療が「どれくらい進んでいるのか」「うまく治療できているのか」「あとどれくらいで治療が完了するのか」を、医師とともにチェックできますからね。患者と医師が同じ目線にたって治療を行うためにも、治療計画は大切なのです。
患者様向けにつくる歯科治療計画の流れ
歯科の治療計画は3つのステップでたてられます。
① 診察
② 検査
③ 治療内容提案
治療計画を立てるにあたり、はじめに行うのが「診察」です。最も大切なステップといっても過言ではありません。患者さんの症状から歯の根本的な課題を見つけ出す必要があるからです。診察が的外れであると治療もうまくいきません。ですので、診察を受ける側もすべて正直に伝えることが大切です。診察を終えたら、問題点をより知るために「検査」を行います。レントゲンなども歯科治療における検査の1つですね。検査結果をもとに症状の原因を突き止めてから、具体的な治療方法を医師が提案します。その後は治療計画に沿って治療を行うのですが、急性的な症状が検出された場合、それを取り除くことを最優先とします。それにより治療計画を見直しや検査や診断に時間がかかってしまうこともあります。